ゆるかわです。
こんにちは~。
今日は、戴いたコメントへのお返事という流れで書いていきますね。
コロコロさまより 以下のコメントをいただきました。
いつも色々参考に読ませていただいています。ありがとうございます。現在痴呆の92歳の父を母がデイサービスを利用して在宅介護しています
ところでお母さまが 立てなくなったときに 「施設に」とありましたが そのまま寝たきりの在宅介護を選択なさらなかったのは何故だったのでしょうか?気を悪くされたなら申し訳ありません。このままコメント削除で結構です。
コメントを戴いたのはこちらの記事です。
「気を悪くされたなら申し訳ありません。」
と書かれていますが、怒っていませんのでご安心くださいね。
在宅で介護されている方からすると、
・大事な親を、なぜ簡単に施設に入れるの?
・なぜ、家で看ないの?
と思われるかもしれません。
質問のお答えですが、
記事のタイトルにあるように
ほんとうは母を家に連れて帰りたかったけど
出来なかったということです。
また、コメントでは
立てなくなって、「施設に」とあるが、
なぜ、寝たきりの在宅介護を選択しなかった?
とあります。
これに関しては、
母は立てなくなって、いきなり寝たきりになったのではありません。
母は、立てなくなってからも自分で(入院中)食事を摂れていて、ただ車椅子が必要になった、という状態でした。
ほんとうは、この時に連れて帰っていればよかったのかもしれません。
このことを考えると、
母に申し訳ない気持ちと自分のふがいなさが出てきます。
昨年6月、母は急に立てなくなって緊急入院したけど、
もしかしたら歩けるようになるかもしれない
という望みがありました。
リハビリと検査で約1か月の入院で
母は認知症の中でも意味性認知症という部類だとわかりました。
それで急に立てなくなったようなのです。
リハビリをしても母が再び立つことはありませんでした。
実家は古くて狭く、車椅子を使うのが厳しい状況でした💧
・家のスペースの問題
・父も要介護
・介護する者が私しかいない
これらの状況を踏まえて
ケアマネさんがロングショートを抑えてくれていました。
ロングショートは在宅扱いなので
その間に今後のことをゆっくり考えるつもりでいました。
車椅子での在宅介護には、それなりの準備が必要。
家のスペースや導線など、考えること・やることは山積みでした。
・家がもっと広くて部屋数が多かったらな…
・母の介護だけだったらな…
そんなことを思ったりもしました。
環境が整っていなければ成り立たないのが在宅介護。
そこが理想通りにはいかないところでした。
そのためにあるのが介護施設なんですけどね。
私は介護の仕事をとおして、
入院や施設入所で体力気力のレベルがダウンし、環境の変化でますます認知症が進行した利用者さんをたくさん見てきました。
だから、自分の親には絶対したくないと思っていました。
なのに、そうせざるを得なくなり、ほんとうにつらかったです。
そして、母の病気の進行があまりにも早くて…
立てなくなってから危篤状態まで
たった4か月でした。
母の症状の変化に私がついていけませんでした。
連れて帰りたいと考える場面は何度かありました。
今、思えば連れて帰るチャンスはあった、
でも、そうしないことを決めたのも私です。
母の介護は、私が理想に思っていた介護ではありませんでしたが、今はもう後悔していません。
母が身をもって、多くのことを教えてくれていたのがわかったからです。
母の介護を終えて、私が気づいたことは
・今、目の前の出来ることをやる
・理想の介護なんて実はない
・「やりたいけど出来ない」と言いたいときは、やれないと思っている(決めている)
ということです。
最後までお読みいただきありがとうございました
母の介護について
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